施設ごとの差分を設定に閉じる
施設固有の違いをコード分岐として増やさず、設定とコンテンツに分離。骨格を変えずに横展開しやすい構造を優先しています。
Hospitality AI Case
やどチャット / 株式会社リトラ / 開発パートナー事例
貸し別荘オーナー向けにマーケティング支援を行うリトラ社に対し、Dreseo が開発パートナーとして技術提供しました。
リトラ社の既存顧客に対しクロスセル商材として、また、新規顧客獲得に効果的なフロントエンド商材として、
既存事業にもシナジーのある、多施設へ展開可能なAIチャットbotサービスの提供が開始されました。
英語・韓国語・中国語を始めとし、世界のあらゆる言語に1つのUIのみで対応しています。
Project
やどチャット
宿泊施設サイトに埋め込める通常チャットと、非定型相談を受ける agentic customer support を 併設し、現場運用と横展開の両立を狙った事例です。
DEMO PRODUCT
Normal bot demo
実際の事例ページ上でチャットを開き、質問を入力して即時に応答する挙動を収録しています。
Agentic support demo
非定型相談を受け、写真を求め、受領後もこのチャット内で案内を続ける流れを収録しています。
Retra は、宿泊・店舗ビジネス向けのマーケティング支援を行う会社です。 貸し別荘などの運営を行うオーナー向けの支援も行い、宿泊事業者向けの SNS 運用、Web 制作、導線設計まで一気通貫で扱っています。
この顧客接点と業界理解を持つ提携先に対し、Dreseo が開発パートナーとして加わることで、 既存顧客へ展開できる新しい商材として AI チャット基盤を立ち上げました。
提携先は、貸し別荘などの運営を行うオーナーに対して、すでにマーケティング支援の顧客接点を持っていました。一方で、 そこから横展開できそうなプロダクトの種は見えていても、それを実際に設計・開発して提供可能な形にする開発ロールが不足していました。
宿泊施設の問い合わせは、チェックイン時刻、ゴミの扱い、駐車場、BBQ、雨天、ペット、送迎、条件付き料金など、 論点が非常に発散しやすいのが特徴です。1つの予約プランや1つの購入意思決定に収束しにくく、 利用者ごとの文脈差が大きいため、一般的な FAQ 一覧や単純なチャットボットでは運用代替として弱くなりやすい領域です。
そこで、問い合わせ対応の一次受けをサイト上のチャット導線に置き換えつつ、提携先が既存顧客へクロスセルできる新しい商材として成立させることが、 この取り組みの主題になりました。
宿泊施設サイトに埋め込めるチャット基盤を構築し、宿泊者が通常チャットから施設情報やよくある質問へ素早くアクセスできるようにしました。 さらに、柔軟な対応や今後の運用拡張を担う agentic support 導線も併設しています。
利用者の入口はシンプルですが、内部では施設ごとの差分を設定とコンテンツに分離し、骨格を変えずに別施設へ横展開できる構造を採っています。 また、日本語ページと英語ページでは UI surface を切り替え、閲覧言語に応じた導線を用意しました。
FAQ / RAG を主軸に、繰り返し発生する運用質問へ素早く返すレイヤー。
曖昧さが強い質問や、今後の導線接続・手続き拡張を支える柔軟なレイヤー。
施設固有の違いをコード分岐として増やさず、設定とコンテンツに分離。骨格を変えずに横展開しやすい構造を優先しています。
見た目の回答率ではなく、運用事故を抑えることを前提にし、確信の弱いものは雑に断定しない設計を取っています。
回答だけでなく、ページ surface とチャット UI の入口自体を locale-aware に切り替え、海外ゲスト対応を前提にしています。
新しい施設やページ追加のたびに大きな改修を求めず、埋め込みと設定更新を中心に展開できる構造にしています。
今回 Dreseo は単なる受託実装ではなく、開発パートナーとして参加しました。提携先が持つ現場知や顧客接点を活かしつつ、 それを新しい商材として展開可能な形にするための構造設計と実装責任を担っています。ここで重要だったのは、 1 つのチャットを雑に賢くすることではなく、予約前と予約後、即答と個別対応、施設固有差分と共通骨格を分けて設計したことです。
通常チャットは、チェックイン時刻や設備、駐車場のような予約前の確認を素早く捌くための入口です。Agentic support は、破損や個別事情、写真付き相談のような予約後の対応を受ける窓口として切り分けています。前者は速度と反復性、後者は柔軟対応と運営連携を担う、役割の異なる導線として設計しています。
施設ごとの違いを毎回作り直すのではなく、施設別の設定やコンテンツだけを差し替えれば使い回せる構造にしています。これにより、新しい施設へ広げるたびに大きな開発をやり直さずに済み、提携先にとっても「既存顧客へ素早く横展開できる商材」として売りやすい形にできます。
今回の実装では、予約後の宿泊客からの運営へのお問い合わせ9割削減を目指し、基本的にAgentic supportで回答が可能な基盤を作っています。その上で、運営への共有が必要な事項は全てSlackやChatwork、公式LINEなどで自動通知する仕様です。加えて、今後は追加料金への対応もAIとのやり取りで完結する実装を計画中です。
Agentic support demo URL: https://rag.dreseo.com/yado-chat/demo/villa-de-agent/
顧客接点や現場知はあるが、プロダクト開発体制を単独では持ちにくい事業者に対して、設計と実装の両面から参加できます。
すでに特定業界の顧客接点を持つ企業に対して、その関係性を活かしてクロスセルできるプロダクトを、一緒に立ち上げられます。
今の問い合わせ導線だけでなく、今後の intake や手続き、周辺運用まで繋げやすい土台を用意します。
既存の顧客接点を活かして、新しい商材やクロスセル導線を作りたい方はご相談ください。
宿泊業周辺の運用代替、AI導入、Web施策との接続、開発パートナーの相談に対応します。